FabFilter Pro-Q 4 レビュー・使い方
ダイナミックEQ、スペクトラム処理、Mid/Side処理まで扱える定番EQプラグイン。

FabFilter Pro-Q 4はどんなプラグインか
- 各バンドでダイナミックEQ処理が可能。アタック/リリース調整、サイドチェイン検出、外部トリガーにも対応。
- Mid/SideまたはLeft/Rightをバンド単位で処理でき、中央・左右・サイド成分を個別に補正可能。
- ゼロレイテンシー、リニアフェイズ、Natural Phaseなど複数の処理モードを選択可能。
- 問題のある周波数を精密に処理する、Advanced Spectral dynamicsを搭載。
- Pre-EQ、Post-EQ、外部信号の表示に対応した内蔵スペクトラムアナライザーを搭載。
- 問題のある帯域を探しやすい、インテリジェント・ソロ機能を利用可能。
- 別のPro-Q 4インスタンスや外部信号のスペクトラムに近づけるEQ Matchに対応。
- EQカーブを直接描いて、初期補正を素早く作れるEQ Sketchを搭載。
- 各フィルターのスロープを最大96 dB/octまで連続調整でき、LP/HPではBrickwall設定も選択可能。
- リアルタイムスペクトラム上のピークを直接つかんで調整できるSpectrum Grabに対応。
- 最大9.1.6までのイマーシブ/ Dolby Atmos環境に対応。
- マスタリング向け3/6 dB、ミックス向け12/30 dBの表示レンジを切り替え可能。
FabFilter Pro-Q 4は、透明感のある音質と視認性の高い操作画面を両立したEQプラグインです。通常の補正EQとしてはもちろん、ダイナミックEQ、リニアフェイズEQ、Mid/Side処理、スペクトラム表示を組み合わせて、ミックスからマスタリングまで幅広く対応できます。
大きな特徴は、各EQバンドを必要に応じてダイナミックEQとして動作させられる点です。特定の帯域が出過ぎた瞬間だけ抑えられるため、ボーカルの刺さり、楽器の共鳴、低域の膨らみなどを自然に整えやすくなります。
内蔵スペクトラムアナライザー、Spectrum Grab、インテリジェント・ソロを使うと、問題のある帯域を視覚的にも聴覚的にも確認しやすくなります。EQカーブを描くだけでなく、音の状態を見ながら素早く補正できる点がPro-Q 4の扱いやすさにつながっています。
処理モードは、ゼロレイテンシー、Natural Phase、リニアフェイズなどから選択できます。録音中の軽い補正からマスタリング用途まで状況に合わせて使い分けられ、Dolby Atmosを含むイマーシブ環境にも対応しています。
ユーザー評価の傾向
よく評価される傾向があるポイント
- 操作画面が見やすく、狙った帯域を素早く調整しやすい。
- 処理が透明で、音のキャラクターを大きく変えずに補正しやすい。
- ダイナミックEQ、Spectrum Grab、EQ Matchなどの機能が実用的。
- 定番EQとして情報が多く、使い方を学びやすい。
注意点として挙がりやすいポイント
- 無料EQと比べると価格は高め。
- 機能が多いため、最初は使い切るまでに慣れが必要。
- アナログEQ的な強い色付けを求める場合は、別の候補も検討したい。
FabFilter Pro-Q4で追加・強化されたポイント
| 追加・強化ポイント | 内容 |
|---|---|
| Spectral dynamics | 問題のある周波数をより精密に処理するSpectral dynamicsを搭載。 |
| EQ Sketch | EQカーブを直接描いて初期補正を作れるEQ Sketchを搭載。 |
| Instance list | 他のPro-Q 4、Pro-C 3、Pro-DS、Pro-Gインスタンスを一覧から操作可能。 |
| イマーシブ対応 | 最大9.1.6までのDolby Atmos / immersive環境に対応。 |
関連動画
購入先
仕様・動作条件
【Windows】
Windows 11 / 10 / 8 / 7 / Vista
64-bit または 32-bit
VST 2/3、CLAP対応ホスト、またはPro Tools
【macOS】
macOS 10.13以降(64-bitのみ)
AU、VST 2/3、CLAP対応ホスト、またはPro Tools
Apple Silicon / Intelプロセッサ対応
【プラグイン形式】
VST / VST3 / Audio Units / CLAP / AAX Native / AudioSuite
※システム条件は掲載時点の内容です。最新の対応状況は公式サイトで確認してください。







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