FabFilter Pro-R 2 レビュー・使い方

FabFilter / リバーブ

FabFilter Pro-R 2 レビュー・使い方

EQ感覚で残響の明るさや帯域を整理しやすい現代的なリバーブ。自然さと操作性のバランスがよく、ボーカルにもミックスにも使いやすい。

アルゴリズムリバーブルームリバーブホールリバーブ
FabFilter Pro-R 2
メーカーFabFilter
カテゴリリバーブ
主な用途透明なボーカルリバーブ / 自然なホール・ルーム / EQを含む残響調整
価格区分 / 定番度有料 / 超定番

FabFilter Pro-R 2はどんなプラグインか

注目ポイント
  • 自然な空間表現とミックスへの馴染みやすさを重視したアルゴリズミックリバーブ
  • Pro-R 2でDolby Atmosを含む最大9.1.6のイマーシブ/サラウンド構成に対応
  • VintageとPlateの2種類の新リバーブアルゴリズムを追加
  • IRファイルを読み込み、Pro-R 2側の設定・Decay Rate・Post EQへ解析変換できる
  • Duckingコントロールで、原音が鳴っている間だけリバーブを自然に下げやすい
  • Thicknessコントロールで密度とサチュレーション感を直感的に追加可能
  • Auto Gateでゲートリバーブ的な処理やテンポ同期した余韻制御に対応
  • Decay Rate EQで周波数ごとの残響時間を6バンドで調整可能
  • Post EQでリバーブ音そのもののトーンを6バンドで整えられる
  • Post EQにMid/SideおよびL/Rオプションが追加され、空間の成分別調整がしやすい
  • Space、Brightness、Character、Distanceなど音楽的な名前のコントロールで設定しやすい
  • Freeze、出力レベルメーター、タグ対応プリセットブラウザ、ピアノ表示スケールを追加

FabFilter Pro-R 2は、自然なルームから大きなホール、VintageやPlateの質感まで扱えるアルゴリズミックリバーブです。Pro-R系らしい音楽的なパラメーター構成により、技術的な残響理論を細かく考えなくても、空間の大きさ、距離感、明るさ、密度を直感的に調整できます。

バージョン2では、Dolby Atmosを含む最大9.1.6のイマーシブ/サラウンド対応、Vintage/Plateアルゴリズム、IRインポート、Ducking、Thickness、Auto Gateなどが追加されました。従来の「自然に馴染むリバーブ」に加えて、よりキャラクターのある空間作りや現代的なミックス処理に踏み込めるようになっています。

Decay Rate EQとPost EQはPro-R 2の大きな強みです。単にリバーブを明るくするだけではなく、低域だけ余韻を短くしたり、高域だけ長く残したり、完成したリバーブ音をEQで整えたりできます。リバーブが濁る、刺さる、奥に行きすぎるといった問題を画面上で整理しやすい構成です。

DuckingやAuto Gateを使うと、ボーカルやリード楽器の明瞭さを保ちながら残響を広げられます。IRインポートは既存の空間や好きなIRの雰囲気をPro-R 2の操作体系に落とし込めるため、コンボリューション的な素材感とアルゴリズミックリバーブの編集しやすさを両立したい場面に便利です。

ユーザー評価の傾向

よく評価される傾向があるポイント

  • 自然な空間作りとキャラクター系リバーブを1つで扱いやすい
  • DuckingやAuto Gateにより、ミックス内でリバーブを整理しやすい
  • Decay Rate EQとPost EQで、余韻の濁りや刺さりを細かく調整できる

注意点として挙がりやすいポイント

  • 機能が増えたぶん、Pro-R 1的なシンプル運用だけで済ませたい場合は使う項目を絞るのが良い
  • IRインポートは元IRの完全再現というより、Pro-R 2内で扱いやすい形に近づける機能として捉えるのが自然

FabFilter Pro-R2で追加・強化されたポイント

追加・強化点内容
Dolby Atmos / Immersive対応最大9.1.6のサラウンド/イマーシブ構成に対応
Vintage / Plateアルゴリズムクラシックデジタル系とプレート系の新しい残響キャラクターを追加
IRインポートWAV/AIFFのIRを解析し、Pro-R 2の設定に変換
Ducking / Auto Gate原音との分離やゲートリバーブ的な余韻制御を簡単に実現
Thickness密度とサチュレーション感を直感的に加える新コントロール
Post EQのM/S・L/R対応リバーブの中央/サイド、左右成分をより細かく調整可能

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この記事を書いた人

音脳ラボ運営。宅録・DTM・歌ってみたを中心に、実体験ベースで音作りを研究しています。

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