FabFilter Saturn 2 レビュー・使い方

FabFilter / サチュレーション

FabFilter Saturn 2 レビュー・使い方

マルチバンドで細かく倍音や歪みを設計できるサチュレーション定番。軽い色付けから強い歪みまで幅広い。

その他サチュレーションエキサイター/倍音
FabFilter Saturn 2
メーカーFabFilter
カテゴリサチュレーション
主な用途マルチバンドサチュレーション / 歪み処理 / ミックス全般の倍音調整
価格区分 / 定番度有料 / 超定番

FabFilter Saturn 2はどんなプラグインか

注目ポイント
  • チューブ、テープ、トランス、アンプ、ビットクラッシュ系まで扱えるマルチバンド歪みプラグイン
  • 最大6バンドのマルチバンド処理で、帯域ごとにDrive、Mix、Feedback、Dynamics、Tone、Levelを調整可能
  • Saturn 2でLinear Phaseモードを追加し、マスタリング用途でも使いやすいクロスオーバー処理に対応
  • クロスオーバーSlopeを6/12/24/48 dB/octから選択可能
  • Good 8xとSuperb 32xのHQオーバーサンプリングでエイリアシングを抑制
  • 28種類の歪みスタイルを搭載し、Subtle系Tube/Tape/SaturationやTransformer系を追加
  • American/British系アンプを意識した4種類のAmplifierスタイルを追加
  • FoldbackとBreakdownなど、サウンドデザイン向けのFX歪みを追加
  • モジュレーションソースとターゲットを視覚化し、ドラッグ&ドロップで設定可能
  • XLFO、Envelope Generator、Envelope Follower、MIDI、XY/Sliderなど豊富な変調ソースを搭載
  • Envelope FollowerのTransientモードや、EGのカーブ設定など変調表現を強化
  • フルリサイズ/Full Screen対応の新UIと整理されたプリセットで作業しやすい

FabFilter Saturn 2は、サチュレーション、ディストーション、アンプ風の歪み、ローファイ的な破壊まで扱えるマルチバンド歪みプラグインです。全体に薄く質感を足すだけでなく、低域だけ太くする、高域だけ刺激を足す、特定帯域だけ荒らすといった帯域別の処理ができます。

バージョン2では、Linear Phase、クロスオーバーSlope、Superb HQ、28種類の歪みスタイル、新しいアンプ/トランス/FX系スタイル、視覚化されたモジュレーションなどが追加されました。ミックス用途だけでなく、マスタリング寄りの薄い色付けにも使いやすくなっています。

Saturn 2の強みは、各バンドに対してDrive、Mix、Feedback、Dynamics、Tone、Levelを個別に設定できることです。歪み量を上げるだけではなく、帯域ごとの質感、圧縮感、フィードバック感、ステレオ感を細かく作れるため、808、ボーカル、ドラムバス、ギター、シンセなど幅広い素材に向きます。

モジュレーション機能を使うと、歪みを時間的に動かすこともできます。Envelope Followerで入力に追従させたり、XLFOで周期的にDriveやToneを揺らしたり、XY/Sliderで複数パラメーターを演奏的に動かしたりできるため、単なるサチュレーター以上のサウンドデザインツールとして使えます。

ユーザー評価の傾向

よく評価される傾向があるポイント

  • 薄いサチュレーションから激しい歪みまで、1つで対応範囲が広い
  • マルチバンドで必要な帯域だけに歪みを足せるため、ミックス内で扱いやすい
  • モジュレーションが強力で、動きのある歪みやサウンドデザインにも使いやすい

注意点として挙がりやすいポイント

  • 機能が多く、最初からゼロから作ると迷いやすいため、プリセットを起点に調整する方が速い
  • 強く歪ませると音量感が上がって良く聞こえやすいので、バイパス時との音量差を揃えて判断したい
  • Superb HQやLinear Phaseは品質面で有利だが、CPU負荷やレイテンシーが増える場合がある

FabFilter Saturn2で追加・強化されたポイント

追加・強化点内容
Linear PhaseモードクロスオーバーとHQ処理でリニアフェーズを使えるようになり、マスタリング用途にも対応しやすい
クロスオーバーSlope6/12/24/48 dB/octから選択可能
Superb HQ32xオーバーサンプリングでエイリアシングをさらに低減
新歪みスタイルAmplifier、Transformer、Foldback、Breakdown、Subtle系スタイルを追加
モジュレーション視覚化ソースとターゲットの動きが見え、設定状況を把握しやすい
変調ソース強化EGカーブ、EF Transient、XY/Slider、XLFO Legatoなどを追加

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購入先

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この記事を書いた人

音脳ラボ運営。宅録・DTM・歌ってみたを中心に、実体験ベースで音作りを研究しています。

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