iZotope Trash レビュー・使い方

iZotope / サチュレーション

iZotope Trash レビュー・使い方

300種類以上の歪み/IRとマルチバンド処理で、軽い質感付けから大胆なサウンド破壊まで作れるiZotopeのクリエイティブディストーション。

その他サチュレーション
iZotope Trash
メーカーiZotope
カテゴリサチュレーション
主な用途歪み処理 / マルチバンドディストーション / サウンドデザイン
価格区分 / 定番度有料 / 定番

iZotope Trashはどんなプラグインか

注目ポイント
  • 60種類以上のディストーションをXYパッドでブレンドできるTrashモジュール
  • 300以上のスペース・エミュレーションやカスタムIR読み込みに対応するConvolveモジュール
  • ロー、ミッド、ハイの3バンドで歪みと空間処理を分けられるマルチバンド構成
  • Envelope FollowerやScreamフィルターで、入力に反応する動きのある歪みを作れる
  • ランダマイズ、オートゲイン、リミッターにより、攻めた音作りでも試しやすい

iZotope Trashは、歪み、サチュレーション、コンボリューション、マルチバンド処理を組み合わせて音を大胆に作り替えられるクリエイティブ系ディストーションです。軽く倍音を足すだけでなく、ドラム、ベース、シンセ、効果音を別物の質感へ変える用途に向いています。

新しいTrashは、TrashモジュールとConvolveモジュールを中心に、XYパッドで複数の歪みや空間/IRをブレンドする設計になっています。ロー、ミッド、ハイの帯域ごとに処理を変えられるため、低域だけ荒くする、高域だけ刺激を足す、全体を破壊的に加工する、といった作り込みができます。

ただし、旧Trash 2の細かいモジュール構成をそのまま期待すると違和感が出る場合があります。現行Trashは、深いエディットよりも、素早く面白い歪みや質感を探す方向に寄ったプラグインとして捉えると使いやすいです。

ユーザー評価の傾向

よく評価される傾向があるポイント

  • 歪みとIR/空間処理を組み合わせられるため、単なるサチュレーターより音作りの幅が広い
  • XYパッドとランダマイズで、偶然性のあるサウンドデザインを素早く試せる
  • iPad版やTrash Liteも用意されており、試しやすい入口がある

注意点として挙がりやすいポイント

  • 旧Trash 2のDynamics、Delay、細かいEQなどを期待すると物足りなく感じる可能性がある
  • 派手なプリセットは音量や高域が強くなりやすいので、出力レベル確認が必要
  • 自然なアナログ色付けだけが目的なら、よりシンプルなサチュレーターの方が早い場合がある

Trash 2から現行Trashで追加・強化されたポイント

項目Trash 2まで現行Trashでの変更点
製品コンセプト強力なマルチバンド歪み/サウンド破壊ツールより素早く音作りできるクリエイティブディストーションとして再設計
歪みエンジン複数の歪みタイプを細かく組み合わせる設計Trashモジュールで60種類以上の歪みをXYパッド的にブレンドしやすくなった
Convolve / IRTrash 2にもコンボリューション的な音作り要素あり300以上のIR/空間エミュレーションやカスタムIR読み込みで質感作りを広げやすくなった
マルチバンド処理細かく追い込めるが複雑になりやすいSplit機能で帯域ごとの歪み処理をより直感的に扱いやすい
使い勝手深く作り込める反面、初心者には重く感じやすいプリセット、視覚的な操作、モダンなUIで短時間の音作りに向いた方向へ整理された

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購入先

公式サイト

メーカー公式ページで製品情報を確認

公式サイトを見る

仕様・動作条件

【対応OS】

Mac: macOS Monterey / Ventura / Sonoma世代、Windows: Windows 10 / 11。日本公式ページ掲載内容を確認。

iPad: iPadOS 17以降。

【プラグイン形式】

AAX、AU、VST3。64-bitのみ対応、VST2非対応。

iPad版はAUv3。

※システム条件は掲載時点の内容です。最新の対応状況は公式サイトで確認してください。

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この記事を書いた人

音脳ラボ運営。宅録・DTM・歌ってみたを中心に、実体験ベースで音作りを研究しています。

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