Kuassa Amplifikation Caliburn レビュー・使い方
ブリティッシュ系アンプの質感を狙ったKuassaのアンプシミュ。クランチからロック寄りの歪みに向く。

Kuassa Amplifikation Caliburnはどんなプラグインか
- JTM45、JCM800、JCM900 Master Volumeに着想を得た3タイプを切り替え、クラシックからモダン寄りまでの英国系ドライブを扱える
- 3rd generation VSTモデリング技術により、ピッキングの強弱とゲイン量の反応をアンプ側で作り込める
- キャビネット部はデュアルマイキングを備え、モノまたはステレオ構成とミックス量で録音後の距離感を調整できる
- Standalone、VST、VST3、AU、AAXに加えてAmplifikation 360 モジュールとしてリグへ組み込める
- SoundCloudのデモでは45、800、900系のプリセットを聴き分け、リズム、ソロ、クランチの出方を確認できる
Kuassa Amplifikation Caliburnは、英国系ロックアンプの押し出しをDAW内でまとめたい時に候補になるアンプシミュです。焦点は単なる歪み量ではなく、45、800、900系のキャラクターをどのリズムやリードへ置くかにあります。
ゲインを上げた時の密度、ピッキングを弱めた時の戻り方、キャビネットとマイクの位置で前へ出る帯域が変わる点を見たい製品です。デュアルマイクのブレンドがあるので、アンプ本体の歪みだけで決めず、録音後の距離感まで含めて音作りできます。
A360 モジュールとして使う場合は、Caliburn単体をアンプの中心にしつつ、Efektorのブースト、ディレイ、リバーブを同じリグへ並べられます。ハードロックの太いバッキング、ミドルが前に出るソロ、荒さを残したクランチで候補を分けると判断軸を曖昧にせず判断できます。
主な特徴

3タイプのアンプをゲイン量で選ぶ
画面上部のAmp切替はA、B、Cの3系統です。低めのゲインでコードの輪郭を残す、800系の中域でリフを前に置く、900系でリードの伸びを取る、といった住み分けができます。
Gain、Lo、Mid、Hi、プレゼンス、Bias、Masterが近い場所に並ぶため、歪み量と明るさを同時に詰められます。
キャビネットと2本のマイクで録音感を決める
Cabセクションは左右に2本のマイクを置く構成で、片方をDynamic、もう片方をCondenserにするなど、アンプ録音に近い決め方ができます。
Mix量を動かすと芯の太さと空気感の比率が変わるため、リズムギターでは中央の密度、ソロでは抜け方を聴いて決めます。
A360の中でブーストや空間系と組む
A360 モジュールとして使うと、Caliburnのアンプ部を他のEfektorと同じリグに置けます。歪み前のブースト、後段のディレイ、別キャビネットとの組み合わせを一つの画面で管理できます。
単体プラグインとして音を作った後、曲ごとのセットへ展開したい時に有効です。
ユーザー評価の傾向
よく評価される傾向があるポイント
- 英国系ロックアンプの3タイプを一つの画面で切り替えられる
- デュアルマイクでキャビネット録音の距離感まで決められる
- A360 モジュールとしてペダルリグへ組み込める
注意点
- きれいなクリーン専用ではなく、ロック寄りのドライブ感を中心に見る製品です
- キャビネットとマイク設定まで含めて音が大きく変わります
- 旧式のCPU環境ではレイテンシや負荷を確認したい
Caliburnの役割と比較軸
| 比較軸 | Caliburnで見るポイント | 判断のヒント |
|---|---|---|
| アンプタイプ | 45、800、900系の3タイプを切り替える | クランチ、リフ、リードで使うタイプを分ける |
| マイキング | デュアルマイクとMixで録音感を調整する | アンプ音だけでなく、キャビネットの前後感を聴く |
| ゲイン反応 | 3rd generationモデリングのピッキング追従を見る | 強く弾いた時の荒さと弱く弾いた時の戻りを確認する |
| A360連携 | モジュールとして他のEfektorと組む | ブースターや空間系込みのリグ設計に向く |
| 競合との差 | 英国系に寄せたKuassa内のロック担当 | 汎用マルチアンプより狙いを絞った選択になる |
公式サウンドデモ
Caliburnのアンプタイプ別プリセットをまとめたSoundCloudプレイリストです。リズム、クランチ、リードで中域の押し出しとキャビネット感を確認できます。
関連動画
購入先
仕様・動作条件
【対応形式】
Windows / macOS向けのStandalone、VST、VST3、Audio Unit、AAXに対応します。DAW内で使う場合は各形式を読み込めるホストが必要です。
Amplifikation 360 モジュールとしても扱えるため、A360側でリグへ組み込む運用も選べます。
【導入時の確認】
公式要件はCore2 Duoまたは同等以上、4GB RAMが基準です。現行環境ではOS、DAW、Apple Silicon対応状況を購入前に確認してください。
アンプ、キャビネット、マイクを含む処理なので、低レイテンシ録音で使う場合はバッファ設定も合わせて確認してください。
※システム条件は掲載時点の内容です。最新の対応状況は公式サイトで確認してください。





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