LiquidSonics Seventh Heaven レビュー・使い方

LiquidSonics / リバーブ

LiquidSonics Seventh Heaven レビュー・使い方

Seventh Heaven Professionalの簡易版にあたる高品位リバーブ。操作を絞りつつ、自然な空間を短時間で組める。

アルゴリズムリバーブホールリバーブプレートリバーブ
LiquidSonics Seventh Heaven
メーカーLiquidSonics
カテゴリリバーブ
主な用途自然なホール・プレート / ボーカル・楽器の上質な残響処理 / 軽量なBricasti系リバーブ
価格区分 / 定番度有料 / 定番

LiquidSonics Seventh Heavenはどんなプラグインか

注目ポイント
  • Bricasti M7由来の30プリセットを、Rooms、Chambers、Plates、Ambience、Halls、Spacesのノブで素早く選べる
  • Decay Timeは200 msから30 secまで動かせ、短い部屋鳴りから長いホールまで同じ画面で決められる
  • 低域と高域のロールオフ、Pre-Delay、Early/Lateの配分を展開表示で調整できる
  • M7のearly、late、low frequency要素をバランスする設計で、プリセットの質感を崩さず曲へ寄せられる
  • Professional版の全v1/v2、非線形、Interiorsプリセットまでは含まず、厳選版として割り切る構成

LiquidSonics Seventh Heavenは、Bricasti M7系の余韻を短い手順で曲へ置くためのリバーブです。Professional版のように膨大なプリセットや深い編集を扱うより、中央のプリセットノブで空間を選び、MixとGain、Decayを見ながら音像の距離を決める使い方に向いています。

30種類のプリセットは、ボーカルの奥行き、スネアのプレート感、ピアノやシンセの広がりを短時間で作るための入口になります。展開画面ではPre-Delay、Low Cut、High Cut、Early/Lateも触れるため、単なるプリセット再生だけで終わらず、歌やドラムの前後感を曲に合わせて整えられます。

選ぶ時の焦点は、Professional版の細部編集が必要かどうかです。大編成やポスト向けに空間を細かく組むより、ミックス中で高品位な部屋やホールをすぐ呼び出したい場面では、Seventh Heavenの少ない操作がかえって判断を速くします。

主な特徴

LiquidSonics Seventh Heaven 中央ノブでM7系プリセットを選ぶ

中央ノブでM7系プリセットを選ぶ

通常表示では、Rooms、Chambers、Plates、Ambience、Halls、Spacesの分類が中央ノブの周囲に並びます。大きな画面遷移を挟まず、空間タイプを変えながらMixとGainの位置を追えるため、曲のテンポを止めずに候補を絞れます。

音が前へ出すぎる時はMixを下げるだけでなく、プリセット分類そのものをPlateからChamberへ変えるなど、空間のキャラクターで整理できます。

LiquidSonics Seventh Heaven 展開画面でPre-Delayと帯域を詰める

展開画面でPre-Delayと帯域を詰める

Expanded表示では、Pre-Delay、Delay、Low Cut、High Cut、VLF、Early/Lateが下段に現れます。ボーカルの子音を残す、スネアの初動を隠さない、低域の残りを抑える、といった調整をプリセットの外側で行えます。

Professionalほどの編集量はありませんが、曲中で問題になりがちな濁り、距離、初期反射の量はここで判断できます。

標準版として割り切る比較ポイント

Seventh Heavenは、Professional版の深い編集や全プリセットを省き、よく使うM7系の空間を短時間で呼び出す方向へ整理されています。多機能なリバーブを細かく組むより、曲中で候補をすぐ差し替える用途に向きます。

低価格の入口として選ぶ場合でも、iLok認証や試用期間、DAW形式はProfessional版と同じように確認しておきたい部分です。

ユーザー評価の傾向

よく評価される傾向があるポイント

  • M7系の質感を軽い操作で呼び出せる
  • Professional版より価格と操作量を抑えられる
  • Mix、Decay、Pre-Delay、カット系だけで曲中の位置を決められる

注意点

  • 全プリセットや深いEQ編集、非線形リバーブを求めるならProfessional版が候補になる
  • iLok 2/3、マシン認証、iLok Cloudのいずれかが必要
  • サラウンドやAtmos中心の制作ではCinematic Rooms系も比較したい

役割と比較軸

比較軸Seventh Heavenで見るポイント判断のヒント
プリセット数30種類の厳選M7系プリセット曲中でよく使う空間を短時間で選びたい時に合う
編集範囲Decay、Pre-Delay、Low/High Cut、Early/Lateなどを展開表示で扱う深い音作りより、ミックス中の位置決めを優先する
Professionalとの差v1/v2全プリセット、非線形、Interiors、5バンドEQはProfessional側細部までM7系を作り込む予定があるかで選ぶ
導入コストLiquidSonics製品の中では入口として選べる価格帯高品位リバーブを一つ加える用途に向く

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購入先

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この記事を書いた人

音脳ラボ運営。宅録・DTM・歌ってみたを中心に、実体験ベースで音作りを研究しています。

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