LiquidSonics Seventh Heaven Professional レビュー・使い方

LiquidSonics / リバーブ

LiquidSonics Seventh Heaven Professional レビュー・使い方

Bricasti系の高品位な空間を求める定番候補。自然で高級感のあるホール、プレート、チャンバー系を扱える。

アルゴリズムリバーブホールリバーブプレートリバーブチャンバーリバーブ
LiquidSonics Seventh Heaven Professional
メーカーLiquidSonics
カテゴリリバーブ
主な用途高品位なBricasti系空間 / ボーカル・ストリングス・ピアノの上質な残響 / ミックスの奥行き
価格区分 / 定番度有料 / 超定番

LiquidSonics Seventh Heaven Professionalはどんなプラグインか

注目ポイント
  • Bricasti M7のv1/v2ファームウェア由来プリセットを含み、非線形リバーブと追加インテリア系プリセットも扱える
  • Fusion-IRにより、コンボリューション系でありながらアルゴリズムリバーブに近い編集と自然な減衰を狙える
  • Decay Timeは200 msから30 secまで調整でき、Pre-delayとmulti-voice delayはDAWテンポ同期にも対応する
  • M7由来のearly/lateフィルターに加え、5-band parametric EQで残響の帯域バランスを細かく整えられる
  • 低域と高域のdecay time modificationにより、残響尾の明るさや低域の残り方をリバーブ側で調整できる

LiquidSonics Seventh Heaven Professionalは、Bricasti M7の空間感をDAW内で扱うためのリバーブです。単に有名ハードの名前で選ぶ製品ではなく、プリセットの質感、残響尾の密度、早い反射と後ろへ伸びる成分の扱い方まで確認したい製品です。

Professional版の強みは、M7のv1/v2プリセットや非線形リバーブに加え、5バンドEQ、低域/高域ディケイ、プリディレイのテンポ同期などを深く触れることです。ボーカルに少し奥行きを足すだけでなく、ドラムルームや劇伴の空間を曲に合わせて詰められます。

Seventh Heaven Professionalの音源例では、処理が入る瞬間と抜ける瞬間で、M7系の尾部がどのくらい奥へ広がるかを追えます。ボーカルやスネアでは、残響の密度が増えても言葉やアタックの輪郭が残るか、低域の膨らみが曲のテンポを鈍らせないかを中心に聴くと、プリセット名よりも曲中の置き場所で選べます。

主な特徴

LiquidSonics Seventh Heaven Professional M7系のプリセットをDecayとMixで整える

M7系のプリセットをDecayとMixで整える

GUI中央にはプリセット名、左側にはDecay TimeとMixが配置されています。M7らしい空間を呼び出した後、曲のテンポやボーカルの間に合わせて長さと混ぜ量を決める作りです。

リバーブを派手に足すより、原音の前後感が自然に変わる位置を探すのが向いています。

LiquidSonics Seventh Heaven Professional サラウンドとDucker系の拡張にも対応する

サラウンドとDucker系の拡張にも対応する

近年の版ではサラウンド系の伝播モードやDucker系の画面も見られます。音楽ミックスだけでなく、映像やイマーシブ寄りの空間処理で、原音が前に残るかを調整する方向です。

大きな空間ほど残響が主役になりすぎるため、ダッキングや初期反射とのバランスが重要になります。

5バンドEQで残響の帯域だけを整える

Professional版は、M7由来のフィルターに加えて5バンドのパラメトリックEQを備えます。後段のEQで全体を削るのではなく、リバーブ成分そのものの濁りや明るさを整えられます。

ボーカルでは低中域の膨らみ、スネアでは高域の尾、劇伴では低域の残り方を個別に見たい部分です。

ユーザー評価の傾向

よく評価される傾向があるポイント

  • M7系の密度ある残響をDAW内で扱える
  • プリセット再現だけでなくEQとディケイ編集が深い
  • 公式デモで残響の入り方と抜け方を確認できる

注意点

  • 軽いリバーブよりCPU/レイテンシ設定を確認したい
  • 選べるプリセットと編集項目が多く、短時間で決めるには狙いが必要
  • Bricasti実機そのものではなくLiquidSonicsによる再現/拡張として見る

Seventh Heaven Professionalの役割と比較軸

比較軸Professionalで見るポイント判断のヒント
M7プリセットv1/v2、非線形、追加インテリアまで扱う欲しい空間がプリセット内にあるか確認する
Fusion-IRコンボリューション素材を編集可能に扱う固定IRではなく残響の振る舞いまで動かす
時間操作200 msから30 sec、プリディレイ同期に対応曲のテンポとセリフ/歌の隙間で決める
帯域調整5バンドEQと低高域ディケイ編集残響だけの濁りや明るさを整える
競合との差M7系の質感と深い編集を両立軽量リバーブより空間の作り込みを重視する

公式サウンドデモ

公式SoundCloudの音声例です。素材が未処理の状態から始まり、リバーブが入り、再び抜ける構成なので、残響の密度と原音の芯の残り方を確認できます。

関連動画

購入先

Official

メーカー公式ページで製品情報を確認

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この記事を書いた人

音脳ラボ運営。宅録・DTM・歌ってみたを中心に、実体験ベースで音作りを研究しています。

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