Waves SSL EV2 Channel レビュー・使い方
SSL 4000E系のEQとダイナミクスをまとめて扱えるチャンネルストリップ。

Waves SSL EV2 Channelはどんなプラグインか
- コンポーネント単位で見直されたSSL系チャンネルストリップ
- 前に出るBrownと汎用的なBlackを素材で選べる
- 軽い厚みから強いSSL系サチュレーションまで調整できる
- コンプ/リミッターとゲート/エキスパンダーでトラックを整えられる
- EQやフィルターをダイナミクス検出に使える
Waves SSL EV2 Channelは、SSL 4000 Eコンソールのチャンネルを再現したチャンネルストリップです。EQだけでなく、フィルター、ダイナミクス、ゲート/エキスパンダー、プリアンプドライブまでまとめて処理できます。
旧SSL系プラグインよりもモデリングを見直し、Brown EQとBlack EQの切り替え、Preampセクション、豊富なプリセットを備えています。ボーカル、ドラム、ギター、ベースなど、トラックごとにコンソール的な整音をしたいときに便利です。
単体EQとして見るより、1チャンネルを作るための総合ツールとして使うと魅力が出ます。EQ、コンプ、ゲート、サチュレーションを一つずつ足すより、SSL的な流れで素早く音をまとめられます。
主な特徴

コンポーネント単位で再構築されたSSLモデリング
SSL EV2は、WavesのPrecision Analog Component技術でSSL 4000系のリファレンスコンソールを細かく再構築したチャンネルストリップです。EQやコンプだけでなく、チャンネル全体の質感を含めて使うタイプです。
トラックに挿していくことで、SSLコンソール的なまとまりと色を作りやすくなります。

Brown EQとBlack EQを選べる
SSL EV2では、より前に出るO2 Brown EQと、クリーンで汎用的な242 Black EQを切り替えられます。素材や曲調に合わせて、荒さや明瞭さの方向を選べるのが強みです。
ボーカルやギターを押し出したいときはBrown、整った補正をしたいときはBlackから試すと判断しやすいです。

SSLプリアンプのドライブ感を足せる
SSLのマイク/ラインプリアンプをドライブしたときのサチュレーションを、EV2内で調整できます。軽く厚みを足すところから、意図的に歪ませてキャラクターを作るところまで対応できます。
EQやコンプだけでは出ない前後感や密度を作りたいときに役立ちます。

コンプ/ゲートでアタックを整える
ダイナミクス部にはソフトニーのコンプ/リミッターとゲート/エキスパンダーが入っています。プログラム依存の自然な動きに加え、Fast Attackで鋭いピークにも対応できます。
ドラムのアタック、ボーカルの安定感、ギターのまとまりなど、チャンネル単位の整音に向いています。

サイドチェインで反応の仕方を細かく調整
EQやフィルターをダイナミクスのサイドチェインに入れられるため、低域でコンプが動きすぎるのを避けたり、特定帯域にだけ敏感に反応させたりできます。
SSL系のシンプルさを保ちながら、現代的なミックスで必要な細かい制御もできます。
ユーザー評価の傾向
よく評価される傾向があるポイント
- SSL系のEQ/コンプ/ゲートを1本でまとめられる
- Brown/Black EQでキャラクターを選べる
- プリアンプドライブで密度を作りやすい
注意点として挙がりやすいポイント
- EQ単体としては機能が多く、慣れるまで時間がかかる
- 色付けがあるため透明補正には向かない場合がある
- 旧SSL E/G Channelとの役割を整理して使いたい
Waves SSL EV2 Channelの主な機能・強み
| 項目 | 内容 | 制作での使いどころ |
|---|---|---|
| Brown / Black EQ | 2種類のSSL EQを切り替え | 素材に合わせて前に出す/整える |
| Preamp | SSL系ドライブを調整 | 厚みやサチュレーションを追加 |
| Dynamics | コンプ/リミッター/ゲート搭載 | トラックの安定感とアタック調整 |
| Sidechain | EQ/フィルターを検出に利用 | 低域や特定帯域への反応を調整 |
| 600以上のプリセット | 著名エンジニアの開始点 | 短時間で実用設定に近づける |
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購入先
仕様・動作条件
【プラグイン形式・コンポーネント】
対応形式はAAX Native、AudioSuite、Audio Units、VST3。主要DAWで使う前提のプラグインです。
コンポーネントはMono / Stereoに対応。通常のトラック、バス、マスター処理で使いやすい構成です。
【macOS】
CPUはIntelまたはApple Silicon。メモリは16GB RAM、システムドライブに30GB以上の空き容量が目安です。
公式Tech SpecsではmacOS Ventura 13、Sonoma 14、Sequoia 15、Tahoe 26が掲載されています。推奨画面解像度は1920×1080です。
【Windows】
X64互換のIntelまたはAMD CPU、16GB RAM、システムドライブに30GB以上の空き容量が目安です。
公式Tech SpecsではWindows 10 64bit / Windows 11が掲載されています。推奨画面解像度は1920×1080です。
【対応ホストの確認】
Pro Tools、Logic Pro、Cubase、Nuendo、Ableton Liveなどの対応バージョンはWaves公式のSupported Hostsで更新されます。導入前に使用DAWのバージョンを確認してください。
インストールとライセンス管理にはWaves Centralを使用します。
※システム条件は掲載時点の内容です。最新の対応状況は公式サイトで確認してください。







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