DMG Audio EQuilibrium レビュー・使い方

DMG Audio / EQ

DMG Audio EQuilibrium レビュー・使い方

フィルター設計の自由度が高い、精密処理向けの高機能EQ。

パラメトリックEQリニアフェイズEQマスタリングEQ
DMG Audio EQuilibrium
メーカーDMG Audio
カテゴリEQ
主な用途高精度EQ / マスタリング補正 / 細かな音色調整
価格区分 / 定番度有料 / 定番

DMG Audio EQuilibriumはどんなプラグインか

注目ポイント
  • 32バンド構成で、ピーク、シェルフ、ハイパス/ローパス、ノッチなどを細かく組み合わせられます。
  • Linear、Analogue、Minimum、Zero-Latency Analogueなど、用途に応じて位相モードを切り替えられます。
  • 4000、550、88、250などの系統を含むヴィンテージEQ由来の回路モデルを選べます。
  • L/R処理、ルーティング、グループ、メーターを使い、左右や複数帯域の動きを管理できます。

DMG Audio EQuilibriumは、フィルター形状、位相モード、回路モデルまで細かく選べる上級者向けのEQです。単に帯域を上げ下げするだけでなく、マスタリング、2ミックス補正、個別トラックの精密処理で、EQの反応そのものを作り込めます。

32バンドを使えるため、広いトーン調整と狭い問題帯域の補正を同じ画面で扱えます。高域の透明感を保ちたい時、低域の位相変化を抑えたい時、アナログ系の丸みを足したい時で、フィルターと位相の選び方を変えるのが重要です。

実際に使う時は、最初から細かく作り込みすぎず、まず少ないバンドで方向を決めます。その後に必要な帯域だけ追加し、処理前後の音量、ピーク、ステレオ像、低域の押し出しが変わりすぎていないかを確認します。

主な特徴

DMG Audio EQuilibrium 32バンドで細かく補正する

32バンドで細かく補正する

最大32バンドを使い、広い音色補正と狭い問題帯域の処理を同じEQ内で組めます。マスターでは大きなカーブを少数で作り、必要な箇所だけ細いバンドを足すと、過剰な補正になりにくいです。

位相モードを用途で選ぶ

Linear、Analogue、Minimum、Zero-Latency Analogueなどのモードを切り替えられます。透明な補正を狙う時と、レイテンシーやアナログ的な反応を優先する時で、同じEQカーブでも聴こえ方が変わります。

回路モデルで質感を変える

ヴィンテージEQ由来の回路モデルを選べるため、透明なデジタル補正だけでなく、帯域ごとの丸みや押し出しを作れます。ボーカルやドラムでは、数値よりも質感の変化を聴いてモデルを選ぶと判断しやすいです。

左右とメーターを見ながら詰める

L/R処理、ルーティング、グループ、メーターを使うと、左右差や複数帯域の関係を管理しやすくなります。マスターでは低域の片寄り、高域の広がり、ピーク変化を見ながら、補正量を小さく積み上げます。

ユーザー評価の傾向

よく評価される傾向があるポイント

  • EQの挙動まで選べるため、細かな補正やマスタリング向けの作業で強みがあります。
  • フィルター、位相、モデルを作り込めるので、単純なトーン調整以上の使い分けができます。

注意点として挙がりやすいポイント

  • 設定項目が多いため、素早く大まかなEQだけをしたい場面では重く感じる可能性があります。
  • 同じカーブでもモードやモデルで結果が変わるため、レベルをそろえた比較が必要です。

用途別の使い分け

場面見るポイント確認すること
マスタリングEQuilibrium: 広いカーブと位相モード音量差ではなく、低域の押し出し、奥行き、高域の透明感が自然に残るかを確認します
ボーカル補正EQuilibrium: 細いピーク/ノッチとシェルフ刺さる帯域だけを抑え、言葉の明瞭さや息づかいまで削れていないかを聴きます
ドラム/バスEQuilibrium: 回路モデルと広いシェルフ押し出しを足した時に、キックやスネアの位置が膨らみすぎないかを見ます
左右補正EQuilibrium: L/R処理とメーター中央の芯を残したまま、左右の広がりや低域の片寄りが整うかを確認します

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この記事を書いた人

音脳ラボ運営。宅録・DTM・歌ってみたを中心に、実体験ベースで音作りを研究しています。

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