コンデンサーマイクやオーディオインターフェースを揃え、「いざ録音だ!」と意気込んだものの──思っていたほど音が良くならなかったり、ノイズや反射音に悩まされた経験はありませんか?
実は、ボーカル録音のクオリティを左右するのは“マイクや機材”だけではありません。録音環境やサポートアイテムの充実によって、音の輪郭・ノイズの少なさ・快適さは大きく変わります。
この記事では、プロの現場でも使われるものから、宅録初心者でも取り入れやすい価格帯のものまで、「あると一気に宅録が快適になる便利アイテム」を厳選して紹介します。
「録音のやりにくさ」「声の抜けの悪さ」「ノイズが気になる」といった悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。スタジオレベルに近づけるヒントがここにあります!
宅録における必須級アイテムはこれだ!
① ポップガード
破裂音(パ行、バ行など)の空気の衝撃をマイクに当てないことで、ポップノイズを防ぎます。特にダイナミックな発声や近接録音では必須アイテム。
- STEDMAN Proscreen XL: 金属製で高耐久、音の透明感も損なわず◎!個人的にはこれ一択です。

② リフレクションフィルター
マイク背面の反射音をカットし、輪郭のある録音に。防音や吸音が不十分な環境でも効果を発揮します。
- SE Electronics Reflexion Filter X: 高域までしっかり処理できるスタジオ品質

- ISOVOX GO: 半密閉構造の簡易ブース型。ナレーションや仮歌に◎

③ ショックマウント
床や机から伝わる微振動をマイクに伝えないようにするアイテム。細かな振動ノイズまで防げます。
- Rycote InVision USM: 幅広いマイク径に対応。固定力と耐久性◎

④ モニターヘッドホン
音漏れを防ぎつつ、自分の声を正確にモニター。ピッチや発音のチェックにも欠かせません。
- SONY MDR-CD900ST: 日本の音楽制作現場で定番のモニター

- beyerdynamic DT770 Pro(80Ω): 高解像度で疲れにくい装着感

- audio-technica ATH-M50x: バランスの良さと価格の手頃さが魅力

⑤ ケーブルホルダー・アクセサリ
録音時のケーブルの絡まり防止や、小物の配置に役立ちます。機材が増えるほど欠かせないアイテムになっていきます。地味ですが快適性アップに効果的。
- HERCULES DG200B: タブレットやスマホをスタンドに固定可能
- K&M 160/2: スタンドに付けるドリンクホルダー
- 3M粘着クリップ: ケーブル整理用。デスク周りもスッキリ
⑥ 外部モニター or タブレット設置
録音時に歌詞やDAW画面をしっかり確認したいときに便利。目線が安定し姿勢もラクになります。
- BenQ GW2480: IPS液晶で目に優しく、長時間作業も快適

- K&M 19790: マイクスタンドにタブレットを固定できる定番

⑦ フットスイッチ(USBペダル)
録音開始や停止を足元で操作。手を使わないので一人での録音がラクになります。
- iK Multimedia iRig BlueBoard: Bluetooth対応。MIDI信号制御もOK

- Elgato Stream Deck Pedal: ショートカット自由割当で多機能

⑧ USBハブ(静音・安定給電)
オーディオIFやMIDIデバイスなど、複数のUSB接続に対応。音楽制作には安定供給が必須です。
- Anker PowerExpand 7-in-1: 静音&高耐久。Mac/Win両対応
- ORICO USB3.0 セルフパワー: 電源不足の心配がない外部電源式
⑨ マイクスタンド
安定した録音姿勢のためには、しっかりしたスタンドが必要です。マイクの角度・高さ調整にも重要。
- K&M 210/9: スタジオでも使われる信頼の定番モデル

- RODE PSA1+: デスク固定型アームスタンド。省スペースで人気

- TAMA MS205ST: 卓上型でも安定感バツグン。狭いスペース向き

📌 まとめ|録音クオリティと快適性を一段アップ!
録音環境は「音の良さ」だけでなく、「やりやすさ」も重要です。今回紹介したアイテムは、すべて“なくても録れるけど、あると圧倒的にラクになる”ものばかり。1つずつ揃えていけば、録音もミックスもグンと快適になりますよ。
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