【あるある】耳の疲れでミックスが迷走?見直すべきは音量と休憩法だった

DTM作業、気づけば何時間も経ってて、耳が疲れて「もう何が正しい音か分かんない!」ってこと、ありません?

朝は最高のミックスだと思ってたのに、夜には「あれ、なんか違うな…」ってなったり。

それ、あなたの耳が疲弊しているサインかもしれません。

耳の疲労は判断力を鈍らせ、せっかくの努力を台無しにしてしまいます。

この記事では、そんな耳の疲れから解放され、常に最高の判断でミックスを進めるための具体的な方法をお伝えします。

この記事でわかること

  • 耳が疲れる「本当の原因」
  • 耳の疲労を防ぐ「モニター音量の基準」
  • 効率よく耳を回復させる「休憩術」
目次

【なぜ?】耳の疲れが判断力を鈍らせるメカニズム

長時間、特に大きな音量で作業すると、耳の奥にある「有毛細胞」がダメージを受けます。

これは音の振動を電気信号に変える、いわば耳のセンサーですね。

細胞が疲弊すると、特定の周波数帯が聴こえにくくなったり、音の定位が曖昧になったりするんです。

さらに脳も疲れて、音の「良い・悪い」の判断基準がブレブレになってしまいます。

でも「休憩すればいい」って言われるけど、それだけじゃ根本解決にならないこと、ないですか?

そのとおりです。休憩中に別の音楽聴いたり、スマホいじったりする人も多いと思うんですよね。

でも、それだと耳も脳も全然休まらないんです。むしろ情報過多で余計に疲れることも。

【失敗談】大音量ミックスで耳を壊しかけた自分

DTM始めたての頃は、とにかく大音量で作業しがちです。

「その方がノリが出るし、細かい音も聴こえる!」って思ったりしていませんか?

僕はこれ、本当にやっちゃっていて。

で、ある日、ミックス作業を終えてヘッドホンを外したら、キーンという耳鳴りが数時間止まらなくて

正直、このまま聴力がおかしくなっちゃうんじゃないかって不安でした。

その経験が、モニター音量を意識しはじめたきっかけになりました。

【解決策】耳を壊さず集中力を保つDTM作業術3選

耳の疲労を防ぎ、安定した判断力でミックスを進めるには、以下の3つを意識してください。

  1. 最適なモニター音量の基準を知る
  2. 「質」を高める休憩術を実践する
  3. ミックスの「段階」で音量を使い分ける

1. 最適なモニター音量の基準を知る

これが一番重要かもしれません。

耳の疲労の最大の原因は、実はモニター音量が高すぎることにあります。

【これ一択】基準は「会話ができる音量」

具体的な数値で言うと、平均的な音圧レベルで「-60dB SPL〜-75dB SPL」を目安にしてください。

「え、そんなに小さくていいの?」って思うかもしれません。

でも、これ、マジで効きます。

普段、人と会話するくらいの音量。これくらいが、耳に最も負担が少ないんですよ。

専用のSPLメーターがあれば正確に測れますが、スマホアプリでも大体の目安は掴めます。

ポイント

モニター音量は「隣の人と普通に会話ができる程度」を基準にしてください。これで耳の疲労度が劇的に変わります。

なぜ小音量が良いのか?本質的な理由

小さい音量で作業すると、耳の負担が減るだけでなく、ミックスの質も上がります。

人間の耳は、大きな音量だと低音と高音が聴こえやすく、中域が聴こえにくい特性(ラウドネス曲線)があるんです。

つまり、大音量でミックスすると、無意識に中域を上げすぎてしまいがち。

小音量で作業することで、よりフラットな特性で音を聴けるようになり、全体のバランスが取りやすくなります。

さらに、小さい音でも聴こえない音は、そもそもミックスが破綻している証拠。

粗が見えやすくなるので、より精度の高いミックスができるようになりますよ。

2. 「質」を高める休憩術を実践する

ただ「休憩する」だけでは不十分です。

耳と脳をしっかり休ませる「質の高い休憩」を意識しましょう。

休憩の黄金比は「45分作業 → 15分休憩」

これはあくまで目安ですが、45分作業したら15分は休憩する。このリズムを試してみてください。

集中力も耳の疲労も、このくらいのサイクルで限界が来やすいと言われています。

休憩中に「これ」をやってください

  1. 完全に音から離れる: 音楽を聴かない。スマホの動画もNG。
  2. 静かな場所で目を閉じる: 目からの情報も脳を疲れさせます。
  3. 遠くの景色を見る: 目のピントを調整することで、目の筋肉も休まります。
  4. 軽いストレッチや散歩: 血行を促進し、脳に新鮮な酸素を送ります。

休憩中に別の音楽を聴いたり、SNSをチェックしたりするのは、耳と脳にとって「休憩」ではありません。

完全にリセットする時間を設けることで、次の作業の集中力が格段に上がります。

3. ミックスの「段階」で音量を使い分ける

ずっと同じ音量で作業し続けるのは、実は効率が悪いです。

作業のフェーズに合わせて、モニター音量を少しだけ変えてみましょう。

作業フェーズ モニター音量 目的
全体バランス調整 会話レベル(-60〜-75dB SPL) 耳の疲労を防ぎ、客観的なバランスを取る
エフェクト調整(EQ/Compなど) やや小さめ(-70〜-80dB SPL) 微妙な変化を聴き取り、過剰な処理を防ぐ
特定パートの確認 一時的に少し上げる(-55dB SPL程度まで) 細部の確認だが、短時間で終わらせる
最終チェック/リファレンス比較 会話レベル〜やや小さめ 様々な音量で聴き、客観性を保つ

常に大音量で作業すると、耳が麻痺して繊細な変化が分からなくなります。

「全体は小さく、細部チェックは一時的に」というメリハリが、耳の疲労を防ぎつつ、ミックスの精度を高める秘訣です。

まとめ

長時間DTM作業で耳が疲れて判断できなくなる問題は、多くのクリエイターが抱える悩みですよね。

でも、今回ご紹介した3つのポイントを押さえるだけで、その悩みは劇的に改善します。

今日からまず、モニター音量を「会話レベル」に設定してみてください。

そして、「45分作業→15分完全に耳を休ませる」という休憩サイクルを試してみる。

これだけで、あなたのミックスはもっとクリアに、もっと効率的になるはずです。

耳は一生モノの資産です。大切に労わりながら、最高の音楽を制作していきましょう!

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この記事を書いた人

音脳ラボ運営。宅録・DTM・歌ってみたを中心に、実体験ベースで音作りを研究しています。

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