【あるある】吸音材貼ったのに「あれ、全然変わらない…?」ってなりませんか?
よし、吸音材を貼れば部屋の音が良くなるはず!って期待してたのに、なんかあんまり変わらない…ってことない?
これ、めちゃくちゃよくある悩みなんですよね。
僕も昔、初めて吸音材を買った時、適当に壁にペタペタ貼って「なんで変わらないんだ…」って頭を抱えた経験があります。
吸音材って、ただ貼れば効果が出る魔法のアイテムじゃないんですよ。
実は、吸音材が効果を発揮しない原因の9割は、その「使い方」にあると言っても過言じゃありません。
この記事を読めば、あなたの部屋の録音環境が劇的に改善するヒントが見つかるはずです。
この記事でわかること
- 吸音と遮音の決定的な違い
- 吸音材を貼るべき「最重要ポイント」
- あなたの部屋鳴りに効く吸音材の選び方
- 今日からできる具体的な対策
【大前提】吸音材を貼る前に!「吸音」と「遮音」は全然違うんです
まず、一番大事なことから話しますね。
多くの人が混同しがちなのが「吸音」と「遮音」の違いです。
これ、似てるようで全くの別物なんですよ。
吸音材は「部屋の中の音」を整える
吸音材の役割は、文字通り「音を吸い込む」ことです。
部屋の中で発生した音が壁や天井に反射して響きすぎるのを抑え、クリアな音環境を作るのが目的なんですね。
DTMや宅録で「部屋鳴りが気になる」「音がこもる」と感じるのは、この吸音が足りていない可能性が高いです。
遮音材は「音漏れ」や「外部からの音」を防ぐ
一方、遮音材の役割は「音を遮断する」こと。
部屋の音が外に漏れないようにしたり、外からの騒音が部屋に入ってこないようにしたりするのが目的です。
遮音には、壁や窓の密度を高めたり、隙間をなくしたりする対策が必須になります。
ポイント
「吸音材を貼ったのに外の音がうるさい!」とか「音漏れが減らない!」って思うなら、それは遮音対策が足りてない証拠です。吸音材では音漏れは防げません。
自分も昔、吸音材を窓に貼ったら音漏れが減ると思って必死に貼ったんですけど、全然ダメで。
結局、窓を二重サッシにしたり、隙間テープを貼ったりしたら劇的に変わりましたね。
あなたが「何を解決したいのか」、ここを最初にハッキリさせてください。部屋の響きですか?それとも音漏れですか?
【致命的】吸音材の効果が出ない9割の原因は「貼る場所」にアリ!
「部屋の響きを抑えたいのに吸音材が効かない!」
そう感じているなら、その原因は吸音材を貼る場所を間違えている可能性が極めて高いです。
初心者がやりがちな失敗が、「とりあえず壁一面に貼る」こと。
これ、実は効率が悪くて、正直言ってコストの無駄になりがちなんですよね。
狙うべきは「一次反射点」!
音はスピーカーから出て、まっすぐあなたの耳に届く「直接音」と、壁や天井に反射してから耳に届く「反射音」に分かれます。
この「反射音」の中でも、特に重要なのが「一次反射音」。
スピーカーから出て、壁に一回だけ反射して耳に届く音のことです。
この一次反射音が、部屋の音に一番悪影響を与える元凶なんですよ。
鏡を使って一次反射点を見つけよう!
じゃあ、どうやって一次反射点を見つけるのか?
これはめちゃくちゃ簡単で、鏡を使います。
- スピーカーを設置する位置に座る。
- もう一人に、スピーカーの真横の壁に鏡を持ってもらう。
- 座っているあなたの耳の位置から、鏡越しにスピーカーが見える場所が一次反射点です。
- これを左右の壁と天井で繰り返します。
特に、左右のスピーカーの真横の壁と、天井の一次反射点は最優先で対策すべき場所です。
ここに集中的に吸音材を貼るだけで、部屋の響き方は劇的に変わりますから、ぜひやってみてください。
【素材選び】あなたの部屋鳴りに効く吸音材はどれ?得意・不得意を知る
一次反射点を特定したら、次に考えるのは吸音材の素材です。
「吸音材なら何でもいい」って思ってませんか?
実は吸音材にも得意な周波数帯があって、これを間違えると「貼ったのに効かない」という事態に陥ります。
吸音材の種類と得意な周波数帯
主な吸音材の種類とその特徴をまとめたので、参考にしてください。
| 種類 | 厚み | 得意な周波数帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ウレタンフォーム | 薄い〜厚い | 主に高音域 | 安価、加工しやすい、見た目が様々 |
| ポリエステル繊維 | 薄い〜厚い | 高音域〜中音域 | 比較的安価、扱いやすい、安全性が高い |
| グラスウール/ロックウール | 厚い(50mm以上推奨) | 中音域〜低音域 | 高い吸音性能、DIY向き、チクチク注意 |
| ベーストラップ | 厚い/コーナー設置 | 低音域 | 部屋のコーナーに設置、低音対策に必須 |
例えば、薄いウレタンフォームの吸音材を壁一面に貼ったとしますよね。
これ、高音域の響きは多少抑えられますが、低音域の「ブーン」という部屋鳴りにはほとんど効果がありません。
低音をしっかり吸音するには、最低でも50mm以上の厚みがある吸音材が必要になります。さらに、部屋のコーナーに発生しやすい低音の溜まりには、ベーストラップが最も効果的です。
ポイント
あなたの部屋鳴りがどの周波数帯で気になっているかを把握するのが、吸音材選びの最初のステップです。ボーカルが聞き取りにくいなら中高音、キックやベースがぼやけるなら低音対策を優先しましょう。
【実践】今日からできる!効果的な吸音材の設置ステップ
ここまで読んでくれたあなたなら、もう大丈夫。
吸音材を最大限に活用するための、具体的なステップを教えます。
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STEP1: 目的を明確にする(吸音か遮音か)
まずはここからです。部屋の響きを抑えたいのか、音漏れを防ぎたいのか、もう一度確認してください。
吸音材は「部屋の響き」対策です。音漏れには遮音材や防音対策が必要になります。
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STEP2: 一次反射点を特定する
鏡を使って、左右の壁と天井の一次反射点をピンポイントで探し出しましょう。
ここが吸音材を貼るべき最優先ポイントです。
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STEP3: 対策したい周波数帯を把握する
あなたの部屋で気になる「部屋鳴り」は、高音ですか?低音ですか?
手を叩いて「パーン」と響くなら高音、低音が「ブーン」とこもるなら中低音です。
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STEP4: 適切な吸音材を選び、設置する
STEP3で把握した周波数帯に合わせて、適切な厚みと素材の吸音材を選びましょう。
一次反射点に集中的に貼るのが基本です。低音対策なら、部屋の四隅にベーストラップの設置も検討してください。
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STEP5: 録音して効果を確認・調整する
吸音材を設置したら、実際にマイクを立てて録音してみてください。
設置前と比べてどう変わったか、耳とDAWの波形データで確認します。
必要であれば、さらに吸音材を追加したり、位置を微調整したりして、理想の環境に近づけていきましょう。
まとめ
吸音材を貼っても部屋鳴りが改善しない主な理由は、「吸音と遮音の混同」「吸音材を貼る場所の間違い」「対策したい周波数帯と素材のミスマッチ」の3つでした。
吸音材はただ闇雲に貼ればいいわけじゃありません。
まずは「何を解決したいか」を明確にし、次に「どこに貼るべきか」、そして「どんな素材を選ぶべきか」という順番で考えていくのが鉄則です。
今日から鏡を持って、部屋の一次反射点を探してみてください。
それだけで劇的にクリアになるはずです!

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