ストリングス打ち込み、安っぽく聞こえる原因の9割はコレ!

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【DTM】打ち込んだストリングス、なんか安っぽく聞こえません?

打ち込んだストリングス、なんか機械的で「生っぽさ」がないんだよな〜。どうしたらいいの?

DAWでストリングスを打ち込むとき、こんな悩みってありませんか?

「ベロシティをいじってるのに、なぜか平坦に聞こえる」とか、「音が棒のように聞こえて、全然感情が伝わってこない」とか。

これ、実は多くのDTM初心者が陥りやすい罠なんですよね。

でも安心してください。その「安っぽさ」「嘘っぽさ」の原因は、ごく基本的な部分にあるんです。

この記事を読めば、ストリングスが今日から劇的に変わるはずですよ。

この記事でわかること

  • ストリングスが安っぽく聞こえる根本原因
  • エクスプレッション(CC1)の正しい使い方
  • 奏法切替とレガートを使いこなすコツ

【原因】ストリングスが「棒弾き」になる根本理由

ストリングスが安っぽく聞こえる最大の原因、それは「棒弾き」になっていることです。

「棒弾き」というのは、音の強弱や表情の変化が乏しく、まるで一本の棒のように平坦に聞こえる状態を指します。

多くのDTM初心者さんが、ベロシティだけで強弱をつけようとして、ここでつまずくんですよね。

もちろんベロシティも重要です。音の立ち上がり(アタック)の強さを表現するのに欠かせません。

でも、ストリングスが持っている「歌うような」表現は、ベロシティだけでは再現できないんです。

ポイント

ストリングスのリアルさは、音の持続中の表情変化多様な奏法の使い分けで決まります。

【本質】「歌い方」を再現する3つの要素

ストリングスを生っぽく「歌わせる」ためには、この3つの要素を使いこなすことが必須です。

  1. エクスプレッション(CC1)
  2. 奏法切替(キースイッチ)
  3. レガート

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. エクスプレッション(CC1)で「音の表情」を描く

エクスプレッション(DAWではCC1、Modulationとも呼ばれます)は、音の持続中に強弱や音色を変化させるためのコントローラーです。

バイオリン奏者が弓の圧力や速度を変えて音量や音色をコントロールする、あのイメージと全く同じなんですよ。

ベロシティが「音を出す瞬間の勢い」なら、CC1は「音が出ている最中の歌い方」なんです。

ここを動かさないと、どんなに良い音源を使っても「棒弾き」から抜け出せません。

実践:長音符はCC1で「歌う」

特に長い音符では、CC1を積極的に動かしてください。

例えば、4拍の全音符なら、CC1を0から127の範囲で大きく緩やかに振ってみる。

クレッシェンド(だんだん大きく)やデクレッシェンド(だんだん小さく)を意識して、波形を描くように動かすのがコツです。

最初は感覚でOK。音を聴きながら、一番しっくりくる揺らぎを見つけてみましょう。

2. 奏法切替(キースイッチ)で「音のニュアンス」を使い分ける

ストリングスには、スタッカート(短く切る)、ピチカート(指で弾く)、トレモロ(震わせる)など、本当にたくさんの奏法があります。

キースイッチは、これらの奏法をMIDIノートで切り替えるための機能です。

「とりあえず全部レガートでいいや」って思ってませんか?

実はこれ、ストリングスが安っぽくなる典型的なパターンなんです。

失敗談:キースイッチを使わずに「もっさり」した自分

自分もDTMを始めた頃、「ストリングスは全部レガートでしょ!」って謎のこだわりを持ってました。

でも、いざ聴いてみると、なんかノリが悪いんですよね。特に速いパッセージとか、短くキレの良い音が欲しいところでレガートだと、もっさりしちゃう。

ある時、プロの打ち込みをじっくり見てたら、短い音符の直前にスタッカートのキースイッチが入ってるのを見つけて、正直びっくりしました。

それから、短い音符は積極的にスタッカートやスピッカートを使うようにしたら、一気にキレが出たんです。

実践:フレーズに合わせて奏法を切り替える

キースイッチを使うことで、フレーズに劇的な変化が生まれます。

  1. 短い音符:迷わずスタッカートやスピッカートを選びましょう。ベロシティは80〜100くらいで、キレを出すと良いですよ。
  2. 長い音符:サステインやレガートで伸びやかに。CC1との組み合わせで表情豊かに。
  3. 特殊な効果:トレモロやピチカートは、曲のアクセントとしてピンポイントで使うと効果的です。

それぞれの奏法が持つ特徴を理解し、フレーズの意図に合わせて使い分けることが重要です。

3. レガートで「音のつながり」を滑らかに

レガートは、音と音を滑らかにつなげるための奏法です。

多くのストリングス音源では、隣接するMIDIノートが少しオーバーラップ(重なる)していると、自動的にレガート用のサンプルに切り替わってくれます。

この「オーバーラップの加減」が、リアルなレガートを作る上でめちゃくちゃ大事なんですよ。

実践:音符を少しだけ「重ねる」

レガートを使いたい部分では、前の音符の終わりと次の音符の始まりを、ごくわずかに重ねてみてください。

具体的には、次の音符の頭から前の音符の終わりまで、16分音符の半分くらい重ねるのが目安です。

ただし、オーバーラップさせすぎると音が濁ったり、次の音のアタックが聞こえにくくなったりするので注意が必要です。

音源によって最適なオーバーラップ量は違うので、実際に試しながら「ここだ!」というポイントを見つけるのが一番です。

ポイント

レガートは「ずっと繋ぎっぱなし」ではなく、フレーズのつなぎ目に意識的に使うのが効果的です。

【今日からできる】リアルなストリングス打ち込み術

ここまで解説したことを踏まえて、今日から実践できる具体的なアクションをまとめました。

  1. 長音符にはCC1を積極的に使う
    ベロシティはアタック、CC1は持続中の音量・音色変化として、波形を描くように大きく動かしましょう。
  2. 短音符にはスタッカート/スピッカートを選ぶ
    キースイッチで奏法を切り替えて、メリハリとキレを出しましょう。ベロシティは高めに設定すると良いです。
  3. レガートはフレーズの「つなぎ目」に意識的に使う
    音符を少しだけオーバーラップさせて、滑らかなつながりを演出しましょう。重ねすぎは禁物です。
  4. 迷ったら「演奏者になりきる」
    「もし自分がバイオリンを弾くなら、このフレーズをどう表現するだろう?」と想像してみてください。それが一番の正解に繋がります。

これらのポイントを意識するだけで、あなたのストリングスは「棒弾き」から脱却し、格段に生っぽいサウンドになるはずです。

まとめ

ストリングスの打ち込みが安っぽく聞こえる原因、それは「棒弾き」になってしまうことでした。

生っぽいストリングスサウンドを実現するには、以下の3つの要素が不可欠です。

  1. エクスプレッション(CC1)で音の持続中に表情を描く
  2. 奏法切替(キースイッチ)でフレーズに合わせて音のニュアンスを使い分ける
  3. レガートで音と音のつながりを滑らかにする

今日から、長音符はCC1で「歌わせる」、短音符はキースイッチで「キレを出す」、そしてレガートは「つなぎ目」に意識的に使う、この3つを実践してみてください。

きっとあなたのストリングスは劇的に変わるはずです!

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この記事を書いた人

音脳ラボ運営。宅録・DTM・歌ってみたを中心に、実体験ベースで音作りを研究しています。

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